アドラー心理学で学ぶ「お願い口調」。
お願い口調とは・・・
何か相手にお願い事をするときに、
「命令口調」(〜しろ/〜してください/いつになったら〜するの?)
というような命令調の口調を、
「お願い口調」(〜してくれる?/〜してくれると嬉しいな。)
というような依頼調の口調にしていきましょう!というスキルです!
この手法をお勉強してくださった方から
こんなご質問いただきました(^^)
◆Question
声かけの方法(お願い口調の様々なケース)を知りたいです。
お願い口調は本当に簡単なフレーズで、
すぐにでも活用できる方法ですよね!!
今回は「家族」で使えそうなフレーズをご紹介してみましょう(^^)
よくあるご家族での「言いたいこと」笑
まとめてみましたよ〜〜〜!
まずは依頼調の言い方にすること。
それから具体的に伝えてあげることもコツですね(^^)
◆夫婦間での言いたいことあるある
《 自由な時間(一人の時間)が欲しい 》
「ちょっとは自由な時間も欲しいから子どもの面倒も見てよ!」
→「少し一人で息抜きする時間が取れると嬉しいな」
《 話を聞いて欲しい 》
「仕事(子育て・家事)が忙しいのもわかるけどちょっとは聞いて!」
→「あなたに話を聞いてもらえると嬉しいのだけど・・・」
→「あなたの意見も聞かせてくれると助かるのだけど・・・」
《 家事をして欲しい 》
「たまには食器くらい洗ってよ!」
→「食器を洗ってくれるととっても助かるのだけどどうかな?」
《 子育てに参加して欲しい 》
「もっと子どものこともやって欲しいんだけど!」
→「もう少し子育ても一緒に出来ると嬉しいな」
→「お迎えをお願い出来ると(具体的にするため)嬉しいな」
《 言いたいことを言って欲しい 》
「はっきり言ってよ!!!!」
→「あなたの気持ちも話してくれると安心するなぁ」
◆子どもに対して言いたいことあるある
《 宿題をやって欲しい 》
「また宿題やってないの!?」
→「ご飯の前に宿題を終わらせてくれると嬉しいな」
《 片付けをして欲しい 》
「いつになったらここ片付けするの!?」
→「寝る前におもちゃを片付けてくれると助かるな」
《 早くご飯を食べ終えて欲しい 》
「早く食べなさい」
→「みんなの食器と一緒に洗いたいから食べてからテレビ見てくれると助かるな」
《 静かにして欲しい 》
「静かにして!」「騒がないで!!」
→「ここでは小さい声で話してくれると嬉しいな」
これだけの工夫であらびっくり!(笑)
受け入れてくれることが多くなりますよ(^^)
私たちも素直に気持ちを伝えれば良いのに、
皮肉になってしまうこと、よくあるんですよね〜〜
(私も耳が痛いです笑)
「お願い口調」を使うときの注意は
「お願い口調」は相手を操作するために使う言葉ではありません。
大切なのは「敬意を持つ態度」です。
いくら言葉だけを使っても、
(私のお願いを聞いて欲しい)と相手を操作する感じが出てしまうと、
声のトーンや表情で伝わってしまいます。
◯◯して欲しいは私たちの都合です。
断られることももちろんあります。
でも、敬意が相手に伝わると、
「代替案」(帰ってきてからなら出来るよ など)が出やすくなります。
いかがでしたでしょうか?
ぜひ相手に対する「敬意」を持って、
お願い口調を使ってみてくださいね(^^)
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